首都圏からのアクセスが良い
静岡県・伊豆半島。
半島全域がユネスコ世界ジオパークに
認定されていて、
伊豆高原周辺には火山の噴火により生まれた
ユニークなかたちの観光スポットが点在。
1年を通して快適な気候なので、
いつ訪れても心地良く旅を楽しめます。
世界48か国213地域、日本では阿蘇や洞爺湖など10地域が認定!※
- ユネスコ
世界ジオパーク - ジオパークとは、地質学的に価値のあるサイトや景観が、保護・教育・持続可能な開発のすべてを含んだ総合的な考え方によって管理されたエリア。各地を訪ね歩けば、地質学への興味がどんどん湧いてきます。
※2024年3月現在
お椀型の
大室山を見て癒やされる
自然がつくった
丸いお椀
まるで人間がつくったかのようなきれいなお椀型をしている大室山。約4000年前の噴火で溶岩のしぶきや火山弾が降り積もってでき、伊豆高原そのものを生み出すことにもつながりました。噴火が続いてできたお椀型は、毎年、山焼きをすることで美しさをキープ。標高は580mで、山麓からはリフトを使って登ることができます。約6分、目の前に広がる青空と緑のじゅうたんを眺めながら登っていくと、待っているのは360度の大パノラマ。噴火口跡をぐるっと巡って、富士山、南アルプス、伊豆諸島、房総半島まで見渡しましょう。これだけの景色を一度に見たら気分爽快。心身ともにリセットできます。
城ヶ崎海岸の
ダイナミックな景色を楽しむ
岩の中に
きれいな
球体
伊豆高原の絶景スポットのひとつが城ヶ崎海岸です。大室山の噴火で流れ出た溶岩が荒々しい岩場となって続いており、約9kmの距離を散策できます。見どころは門脇埼付近で、全長48m×海面からの高さ23mの門脇つり橋からスリルを味わい、溶岩のユニークな形状を見て楽しみます。
そして、岩場に降りてからは足元にも注目。海岸のところどころに、岩の亀裂にまん丸い岩が入ったポットホールが見られます。中でもかんのん浜には、直径1.2mの甌穴に直径約70cmのものがあり、その大きさに驚かされます。これもまた人工物ではなく、自然がつくりだしたのだから不思議ですよね。
海の上から、城ヶ崎海岸を楽しむ
道の駅伊東マリンタウンから遊覧船で、約45分のクルーズに出てみませんか。城ヶ崎海岸が一望でき、船内の海中展望室からは海の魚が間近に見られます。
噴火でできた
四季折々に美しい
美しい湖面は
瞳のよう
約10万年前の噴火でできた一碧湖。大池と沼池がつながっていて、大池の湖面に周辺の山々が映り込むことから、伊豆の瞳という愛称が付いています。湖畔を散歩するにはちょうどいい周囲4㎞、季節ごとの景色を楽しみましょう。
5月中旬に咲く絶滅危惧種のチョウジソウは、自生しているのが静岡県では一碧湖周辺だけなので、その時期目がけて訪れるのもいいですね。沼池の方には40種類以上の蝶、27種類のトンボが生息。さすがジオパークです。