木々が赤や黄色に染まった景色のことを紅こう葉ようと呼びますが、葉っぱのことを指すときは「もみじ」と言ったり「かえで」と言ったりします。実はどちらもムクロジ科カエデ属の広葉樹の総称で、植物学の分類上では同じ植物です。日本では一般的に、大きな葉で切れ込みが浅いものは「かえで」、葉が小さめで葉の切れ込みが深いものは「もみじ」と呼ばれています。では日本人が紅葉を楽しむようになったのはいつ頃のことか、ご存知でしょうか? 万葉集には百を超える紅葉を詠んだ和歌があり、色の変化や散ることを惜しんだ歌があります。古来の日本文化は中国の影響が大きく、秋や紅葉は寂しさや悲しさを感じるものと捉える向きが多かったようです。しかし一方で「紅葉の錦」という表現もあり、錦を紅葉のたとえに用いるのは日本独自の表現と言われています。紅葉の華麗な美しさを愛する心は、何千年の時を経ても変わらない、共通のものなのでしょう。ちなみに、「紅葉狩り」と言うようになったのは平安時代のことだそうです。当時の貴族は歩くことを下品と考えていたので、もっぱら牛車で移動していました。しかし山道を牛車で登って紅葉を愛でることは難しいため、山野に歩いて出かけることを狩りに見立て、紅葉狩り」と呼ぶようになったそうです。魅惑的な紅葉スポット紹介亀の井ホテル近郊の紅葉スポットをピックアップしました map110月下旬~11月中旬角館武家屋敷秋田県仙北市角館町内黒塀が続く小京都の街並みに、赤や黄色の紅葉が広がります。武家屋敷を巡りながら、秋ならではの情緒豊かな風情が楽しめます。宿泊はこちら亀の井ホテル 田沢湖アクセス車で約40 分 map211月中旬~下旬月の石もみじ公園埼玉県秩父郡長瀞町長瀞947ライトアップに照らされた紅葉の群生が色鮮やかで、幻想的な世界に浸れます。近隣には渓谷や古社もあり、昼夜で異なる景色を見ることができます。宿泊はこちら亀の井ホテル 長瀞寄居アクセス車で約20 分 map311月中旬~中旬瑞宝寺公園※「もみじ茶屋」の本年度の営業はwebでご確認ください兵庫県神戸市北区有馬町500 -19太閤・秀吉が、「いくら見ていても飽きない」と誉め称えた関西屈指の紅葉の名所。例年11月頃には真っ赤な番傘が並ぶ「もみじ茶屋」で紅葉を楽しむこともできます。宿泊はこちら亀の井ホテル 有馬アクセス車で約5 分 map410月中旬~11月下旬別府ロープウェイ大分県別府市南立石 字寒原10 -7ゴンドラに乗った空中散歩から、紅葉の山越しに別府湾を眼下に見下ろすことができます。360 度のダイナミックな眺望を堪能できるひとときです。宿泊はこちら亀の井ホテル 別府アクセス車で約20 分
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