日本の冬。心も温まるご当地鍋はいかが?そもそも、私たち日本人はどうしてこれほどまでに鍋料理が好きなのでしょうか?鍋は縄文時代から食べられていたといわれるほど、日本人に馴染み深い料理です。昔の日本家屋には囲炉裏があり、そこで作った料理をそのまま取り分けて食べていたそうです。汁物と煮物の中間のような鍋料理は、調理も後片付けもシンプルですから、まさに庶民の日常食だったのでしょう。現代でも、あえて器に盛り付けずに食卓で鍋を囲むことで、家族や友人など、人と人との団欒を盛り立ててくれます。南北に長い日本では、「ご当地鍋」として、その土地の風土や特産品を活かしたさまざまな鍋が食べられています。「西のふぐ、東のあんこう」と称される、山口のトラふく鍋や大洗のあんこう鍋、秋田のきりたんぽ鍋、福井のカニ鍋などが有名です。このように、それぞれの土地で採れる新鮮な地物食材を使い、その土地に馴染みの深いものを食べることも、鍋料理の魅力のひとつと言えるでしょう。亀の井ホテルでは、土地の名物や郷土料理にこだわり、食事を提供しており、亀の井らしくひと工夫して、その時、その土地でしか召し上がることのできない特別なおいしさに仕上げています。 「その土地の美味しいものは、その土地の人が知っている」︱この考えのもと、地元で愛されている味を皆様に満足いただけるよう日々研究しております。他にはない新しい発見や感動を体験できる亀の井ホテルの「食」をぜひご賞味ください。亀の井ホテルの「食」へのこだわり鍋は日本人の„心のふるさと“その土地の文化や風土をまるごと味わうことができる鍋料理。冬は、脂ののった海の幸、うま味を蓄えた山の幸、美味しいものが目白押しです。身も心も温まるご当地鍋をお目当てに、次の旅先を決めてみてはいかがでしょうか? 冬を味わう 5
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